ガズィアンテプ・ゼウグマ古代遺跡
ゼウグマは紀元前300年ごろアレクサンダー大王の後継、セレウコス1世ニカトー ルによって造られた古代都市で、当初はセレウガヤ・ユーフラテスという名がつけ られました。セレウコスの娘がコンマゲネ王国のミトリダテス1世に嫁いだ際に、こ の町はコンマゲネ王国の領土となりました。その後ローマ帝国に支配されてゼウグ マと呼ばれるようになり、2~3世紀にかけて大いに繁栄しました。今日ゼウグマか らは、〝海のアフロディテ〟〝アシルのトロイ戦争行き〟〝エロスとプシケー〟〝ジプ シーの娘〟などのすばらしいモザイクが数多く出土しています。