アンカラ、コンヤ、アクサライ県に囲まれたトゥズ湖は、ヴァン湖に次いでトルコで2番目に大きな湖です。地下水に培われたトゥズ湖は、閉じた盆地であるコンヤ盆地に位置します。深さ平均50cmのトゥズ湖は、東でクズル川、南でオブルク、西でジハンベイリ、北でハイママ高原に囲まれています。湖のある地域は、トルコで最も降水量が少ない地域です。春に湖の広さは164.200ヘクタールに達しますが、夏季は湖の水面にできる約30cmの塩の層は、その地域において極めて蒸発の度合いが高い証拠です。トルコの塩の需要の70%はトゥズ湖からまかなわれています。

トゥズ湖流域には、数え切れないほどの多種多様の鳥が生息しています。また、この地に279の植物とバクテリアの種が生息していることが確認されています。世界でも重要な自然の地域の1つであるトゥズ湖特別保護区域は、その特色によりユネスコ世界遺産臨時リストに登録されています。