クルクプナル・ヤール・ギュレシ
クルクプナル・ヤール・ギュレシは14世紀にルメリア(トルコのヨーロッパ側)で生まれ、今日まで648年間続く、世界で最も古い祭りの一つです。レスラーは体に油を塗って取っ組み合うため、滑りやすくなった相手の体を捕まえるのは大変です。ギュレシと祭りは「男の広場」と言われる場所で行われます。レスラー、ギュレシの親方、盛りたて役、ダヴル・ズルナ演奏者、油塗り役、タオル拭き役などの伝統的衣装をまとった一つのグループにより行われるこの儀式は、トルコで熱狂のうちに鑑賞されます。毎年6月にエディルネで行われる歴史的なクルク・プナル・ギュレシは、スレイマン・パシャの命令で、一晩でチャナッカレ海峡を通りゲリボルに渡って、ルメリ征服戦に加わった40人の勇者を記念するものとして行われています。