ジェノヴァ商業道、地中海から黒海に至る城と城壁
ジェノヴァ人は、11-15世紀の間に地中海、黒海、太平洋と北ヨーロッパに商業領地を造り、海岸に城を造ったり、古い城の遺跡を修理して使ったりしました。歴史を通じて重要な商業道の十字路となったアナトリアの海岸にも、ジェノヴァ人が一時期使っていた多くの領地があります。この領地の中には、イスタンブールのボスフォラス海峡の黒海出口で、アナトリアのポプラの丘にあるヨロス城、城はないけれどジェノヴァ人時代から残る町の防御システムにおいて重要なガラタ塔、黒海で特にジェノヴァ人の時代に商業的活性地となったアマスラ城、スィノップ城、今日もジェノヴァ人の城として名が残り、航海と商業において重要性のあったアクチャコジャ城、エーゲ海でジェノヴァ人時代に重要な商業港であり町の防御としても重要だったフォチャ城と、丈夫で壮大な造りで目を惹くチャンダルル城があります。