サルデス古代都市とビンテペレル・リディア古墳(マニサ)
マニサ県サーリヒリ郡サルト市に位置するサルデス古代都市は、鉄器時代のリディア王国の首都です。西アナトリアを支配下に置いた帝国の首都、そして硬貨発祥の地であり、想像もできないほどの富を持ったクロイソスの故郷サルデスは、古代世界の筆頭に来る町の中にその名を連ねています。町は、メソポタミア外では最大の防御壁に囲まれています。世界でおそらく最も見事な神殿のうちの1つがある古代都市には、防御されたローマの建物の中のモニュメント的なハマム・体育館施設と、古代世界の最大のシナゴーグがあります。リディア人の首都で唯一の町だったサルデスの他には、どの町も消え去ったこの文明とのつながりがありません。マルマラ湖の南の岸にあるリディア古墳があるビンテペレルは、世界最大の古墳地域です。リディア古墳は、紀元前6,5世紀にこの風景の重要性を表す要素です。王国の墓としてサルデスと密接な関係を持っていたビンテペは、遅かれ早かれ歴史に登場した遺跡とともにリディア時代に属している墓であるだけでなく、文化の連続性を示すモニュメントでもあります。