スルタン・アフメト・モスク(ブルーモスク)
1616年にアフメト1世の命により、セデフキャル・メフメト・アーによって建立されました。世界で唯一6本のミナーレを持ち、内部は数万枚のイズニクタイルやステンドグラスで彩られており、世界で最も美しいモスクの一つと言われています。モスク建立の際、スルタンが〝アルトゥン(金色)のミナーレを建てよ〟と命じたのを、メフメト・アーが〝アルトゥ(6本)〟と聞き間違えたために6本のミナーレが建てられたというエピソードが残っています。オスマン様式のモスクとしては最もすばらしいものであることから世界遺産に選ばれました。

スルタン・アフメト・モスク(ブルーモスク)のミナーレ

スルタンアフメトモスクは、トルコで最初の6本のミナーレがあるモスクです。伝説によると、スルタン・アフメト1世は、モスクの建設が始まった際に、建築家セデフキャル・メフメト・アーに、 「このモスクのミナーレを黄金で造れ」と命じました。

しかし、建築が進むにつれて、ミナーレを覆う予定の黄金の値は、スルタンの予算をかなり上回ってしまいました。このため、建築家セデフキャル・メフメト・アーはミナーレを黄金(altın)で造らず、ミナーレの数を6本(6=altı)に増やしました。スルタン・アフメト1世は、メフメト・アーに、

「なぜモスクのミナーレを黄金で造らず6本にしたのか」と尋ねました。メフメト・アーは、スルタンをがっかりさせないようその命令をあたかも誤解したかのように見せかけながら、

「王様はこのミナーレを6本造れとお命じになられました。なので6本のミナーレを造ったのです」 と言い、スルタンをがっかりさせませんでした。